木製看板の文字塗料

木製看板の文字を板に直接書くのでしたら、まず板を準備し、板へ砥の粉をすり込み、そこへ濃い墨をすって筆で書きます。長年持ちます。

遺跡で見つかった土中の木片に書かれた木簡。1000年ほど前に書かれたようです。結構長く持ちますね。

今ではなくなったのかもわかりませんが、昔の住宅、日本住宅の屋根裏の梁とか柱へ大工さんが手書きしたであろう文字が残っていた、という記憶があります。

屋外の風雨が直接当たる場所だと、濃い墨でよいのかどうだかわかりません。

下の看板は合気道場の看板です。昭和43年(1968)今から50年以上前に墨で書き、取り付けられたそうです。長持ちですね。本部道場様のホームページはここ 50年以上経ち、文字が消えかかってきた。でも、板と書には歴史と愛着があるとのことでそのまま活用リメイク修復させていただきました。

当工房方法を紹介します

文字塗装に使っている塗料

木製の彫り文字看板の場合、文字を彫り、下塗り、中塗り、上塗りの工程で仕上げています。文字部分にはカシュー塗料を使います。

文字への塗装に使う塗料
文字の塗装

下塗りは、カシュー塗料の下地2号・中塗りはサーフェイサー・上塗りが黒色文字の場合はカシュー黒。ツヤありとツヤ消しがあり、お客様の希望により使い分けます。また、混ぜ合わし3分ツヤ・5分ツヤに調整しています。超耐久性のロイヤルカラーブラックを使う場合もあります。

ツヤアリ仕上げをした事例。

仕上げ塗した看板文字

下塗りは目止めをするのが目的です。目止めをしていると彫った文字部分以外へのにじみが出ません。文字部分の木目、導管が消えフワっとした仕上がりになります。

木部への塗装は木目に沿って塗る。これが一般的な方法のようですが、うちではまず木目に対して直角に塗ります。そのあと木目に沿って塗るという方法でやっています。特に下塗りの目止めでは導管に擦り込む様に導管をつぶすように塗ります。

中塗りは彫った文字を平らにするのが目的です。

どの工程も一つ一つが重要な作業です。

追伸。
看板を壁面へ取り付ける際に、
壁面と看板との間に2mm程度の隙間を開け取り付けると長持ちします。

逆に、
壁面と木製看板を隙間なく密着させると、空気の流れが止まります。
風通しが悪くなり、腐朽しやすくなる可能性があります。

だから、少しの隙間があれば風通しがよくなり
腐朽しにくくなり、長持ちします。

木製看板が必要な時、お気軽にご相談ください。