木製看板ってどれくらい耐久性があるんだろう?
何年くらい持つんだろう?と思ったことはありませんか。
実はわたしもあなたと同じように思ったことがありました。
でも事実を知ると・・・。
このページは木製看板の耐久性について実例をもとに書いています。
ただし、すべての木製看板がこのような耐久性だとは限らないことを了承下さい。
木製看板の耐久性は設置場所に大きく左右されますがこのような実例もあります。
50年以上掲げられ続ける実例
下記は合気道本部道場の看板。 昭和43年(1968)今から50年以上前に墨で書き取り付けられました



50年以上経ち文字が消えかかり、板も割れてきた。なので新しく作ることも考えられたそうです。
でも「板と書には歴史と愛着がある」「なるべくそのまま活用」したい ということで板を削り直し、文字を彫刻し、修復させていただきました。
それにしても50年以上とはかなりの耐久性がありますね。
35年以上前の木製看板
下の画像は秋田県の二ツ井パネル様からの依頼で修復させていただいた事例です。
秋田県の二ツ井パネル様は、おじい様が創業した会社で、35年以上前に彫師に手彫りを入れてもらったものとのことです。


文字の彫刻が終わり、下地付け、中塗り塗装です。

木製看板の完成です

秋田県まで発送。 木製看板の取り付け写真を送ってくださいました

35年以上前に作ったとは、かなりの耐久性があるものですね。
まとめ
木製看板はかなりの年数持つことがわかりました。
耐久性はさほど心配ないようです。
また木製看板は板を削り直すことができます。
そして消えかかっていた文字も彫刻すれば復活します。
ただし、すべての木製看板がこのような耐久性だとは限らないことを了承下さい。
木製看板の耐久性は設置場所と木の板のどの部分を使うかによって大きく差が出ます。