ご自分で木製看板を作ろうと思っている方から、
こんな質問をよくいただきます。
「お店の看板を木で作ろうと考えています。
木目を活かし雨風にも強い看板を作りたいです。
仕上げにニスを塗ろうと思うのですが・・・。」
結論を言います。
ニスはやめといたほうがいいですよ。
屋内の木製看板ならともかく、
屋外用の木製看板は、ニスはおススメしません。
こんにちは工房七瀬です。
手彫り看板歴20年。
全国の会社や寺院、大学、国の機関へ納品しています。
だから少しは信憑性があるかと想います。
では、続きをご覧ください。
屋外木製看板にニスをおススメしない理由
正直言って、わたしも当初はニスを使っていたこともありました。
ニス仕上げにすると、下の看板のように看板表面のニスが、
ところどころ剝がれていく可能性があります。

ニスは表面をコーティングするものです。
大げさに言えば、サランラップで表面を覆うというイメージかな?
ラップがしわしわになり、剥がれていくと、きれいではないですよね。
上記が屋外用の木製看板にはニスをオススメしない理由です。
では、何を塗装すれば?
屋外木製看板に向いてる塗料は何?
木製看板の板全体への塗装に使っている塗料
いろいろ試してみた結果、水性で木材へ浸透するタイプの木材保護塗料を使っています。

表面をコーティングでラップ、覆うのではなく、
木の内部へと浸する木材保護塗料(半造膜タイプ)なので、塗料がはがれる可能性は極めて低いです。
下の木部保護塗料はかなり気に入って使っています。

水性塗料だから臭いもわずかです。
水性塗料の良いところは、塗った後の刷毛の処理が簡単なところです。
塗料が付いた刷毛を水で洗えますからね。
最近の塗料は、塗料メーカーさんの長年の研究成果のおかげです。
もしあなたが木製看板の作り方を知りたいなら、下の記事が参考になります。
木製看板のことでお困りなら、お気軽にご相談ください。