木製看板を作りたい方は続きをご覧ください。
木製看板の製作工房七瀬です。
全国の会社や寺院、大学、国の機関などへ納品しています
このページでわかること。
屋外木製看板の作り方・製作手順
完成までの過程をご紹介
- 屋外木製看板に適している木の種類
- 原稿作り
- 文字彫刻
- 文字塗装
- マスキング外し
- 完成
それでは最後までご覧ください。
木製看板材料選び
木製看板の材料って何を使えばいいの?って困っていませんか。
ひと言に木といってもいろんな種類があります
屋外看板に向いている木の種類はケヤキ、ヒノキ、スギ、サクラ、クスなどです
このページは、ケヤキ材を使った屋外木製看板の作り方を掲載しています
木板6面へ保護塗装
ケヤキ板を研磨加工後、木材を保護するために木板全面、6面へ木材保護塗料を塗装
保護塗装をしっかりし、メンテナンスを定期的にすることによって、木製看板を長持ちさせることが可能です。
↓特に木口(こぐち)は念入りに保護塗料を浸透させる。
使う保護塗料は、木の板内部へ浸透する保護塗料
木の内部へ浸透する塗料は、はがれる可能性は少ない。なので浸透性の保護塗料を使う。
保護塗装は、2回以上の塗装
1回塗り終わり、4時間以上乾燥、その後2回目3回目の塗装で完全乾燥は24時間以上
保護塗装は、2回以上の塗装
マスキング・原稿合わせ・下書き
直接木の板へ下書きする方法もありますが当工房は、木の板にマスキングテープを貼る方法でやっています。
なぜマスキングテープを貼るかというと
文字を彫っているときの彫カスで板を傷つけたり、
文字の塗装をしているとき、塗料がこぼれ、板が汚れる可能性があります。
もし塗料がこぼれても、マスキングテープをしていると、大きなトラブルは避けれます。
だからマスキングテープを貼る方法でやっています。
余談ですが、昔の看板彫刻師は原稿になる和紙へ文字を描き、
板の上へ和紙原稿を、ふのりで貼り付け、文字を彫刻していたそうです
当工房ではニチバンのマスキングテープ を使います。
剥がす時も跡が残らず安心して塗装できるマスキングテープです。
下の動画はマスキングから下書きまでの手順
下書きに使っているボールペンは赤色です。
原稿を黒色インクでプリントアウトしているので、どこまで書いたかがわかりやすくするため
赤色のボールペンを使っています。
木製看板の文字彫刻
木製看板の作り方。次の工程は文字の彫刻です。
彫刻刀で彫る布袋彫り。
通称かまぼこ彫りという彫り方で、文字中央部分がふっくら膨らんで見えるように彫ります。
少しわかりにくい動画ですが参考にしてください。
彫った文字を塗る
板全体は木目がしっかり出て、文字部分は木目が見えないそのメリハリが良いと思うので、その方法でやっています。
下はメリハリがある仕上げ塗り後の画像
彫った文字を下塗り、中塗り、上塗りへと進め文字塗装完了
下塗り中塗り
文字彫刻後、直には仕上げ塗料は塗らない
下塗りは彫文字の目止めをするのが目的。
目止めがしっかりできていると、彫り文字部分以外の板へのにじみがない。
中塗り
中塗りは、彫った部分を平らにするのが目的
なるべく凸凹が無いよう文字を彫っているが、少し凸凹する。
凸凹は手で触ってもわからない程度
文字彫刻部分を平にする中塗りはサフェイサーやプラサフなど。
下塗り後、中塗り後、ペーパーでやする。
上塗り仕上げ塗り
彫り文字の上塗りは2回から3回で仕上げる
マスキングを外す
下動画はマスキングを外す様子
塗り完了、塗料乾燥後マスキングを外す。
板と彫った文字のキワがビジっとシャープになっています。
際立つという言葉があるがそのような感じ
おおまかな説明ですが、以上が屋外木製看板が出来上がるまでの作業工程でした。