屋外の木製看板には「どんな種類の木がいいんだろう」って迷いませんか?
木製看板のオーダーメイドが専門の工房七瀬です。
全国の会社や寺院、大学、国の機関などへ納品しています。
木製看板を屋外設置する場合は、耐久性や風雨対策も考慮する必要があります。
このページは屋外木製看板に適した木の種類のことを書いています。
屋外木製看板に適した木材
木製看板を屋外へ取り付ける場合、耐水性、耐虫性に優れた木材がおすすめです。
屋外へ取り付ける木製看板に適している樹種はケヤキ、ヒノキ、スギ、クスなど。
ケヤキ、ヒノキ、スギ、クスが向いている理由
日本書紀にはこう書かれています。
「スギとクスノキは舟に、ヒノキは宮殿に」
木造船に使うくらいですからスギとクスノキは水に強く耐水性に優れています。
また、昔、タンスになどへ防虫剤として置かれていた樟脳、
というものがあるのですが、これはクスからできています。
ヒノキは現代でもヒノキ風呂に使われていますから水に強く耐水性に優れています。
ケヤキは古い時代から現代でも神社仏閣にも多く使われています。
なので、屋外看板に適した樹種はケヤキ、ヒノキ、スギ、クスです。
ケヤキ材とヒノキ材に特徴は下記。
欅(ケヤキ)材
- ケヤキ材は屋外に強い材として、古くから神社仏閣などに使われてます。
- 京都の清水寺。舞台の柱がケヤキ材を使っています。
- だんじりなどにも使われています。
ケヤキ板の特徴
ケヤキ板の特徴は木目がはっきりしていて重厚感があります。
ケヤキはニレ科の落葉広葉樹です。
呼び名の由来は「けだかき(気高き)木」「けやけき(きわだった)木」などといわれ、強靭な強木(つよき)であることから、平安時代ごろには「槻(つき)」とも呼ばれていたそうです。
寺社の境内などに植えられて御神木として崇められているものも多くあり、材質は堅牢で粘りがあるため寺社仏閣建築などで多く使われています。
高級建材としても知られる日本を代表する銘木です。
サイズが小さくてもズシっと重みがあり、針葉樹のヒノキやスギと比べると重く硬いです。
工房七瀬の木製看板作りでは1番の良材です。
ヒノキ板
ヒノキ材も屋外に強い材として古くから神社仏閣などに使われてます。
世界最古の木造建築、奈良の法隆寺はヒノキ材で作られています。
ヒノキ材の特徴
ヒノキ材はケヤキに比べると柔らかく軽量の材です。伐採後、木を切ってから長年強度があります。
ヒノキ材は幅広ものが少ない材です。
ヒノキは良い香りがします。数年経っていても、削ったり彫ったりすると神々しい香りがします。個人の意見です
ヒノキは耐久性や保存性が世界最高レベルといわれています。
「ひのき」という名の由来を調べると2つの説がありました。
「火の木」の意味で、古代に火おこしに使われたという説。それから、尊く最高のものを表す「日」をとって「日の木」という説もあります。
まとめ
屋外の木製看板は日光・雨・気候の寒暖差などがあり、それらになるべく耐えることができる
また、耐水性、防虫性に優れているケヤキ、ヒノキ、スギ、クスが適しています。
工房七瀬は天然乾燥したケヤキ材とヒノキ材を主に使用しています。
ケヤキ材とヒノキ材は、どちらも日本を代表する木材です。