木製看板の文字塗装法

文字塗装上塗り

工房七瀬の文字塗装法

当工房の場合、板部分の木目は見え、文字部分の木目が消えるように塗装しています。

塗装の工程

文字彫刻→下塗り→中塗り→上塗りの工程で仕上げています。

下塗り

下塗りは目止めをするのが目的です。

目止めをしていると、その後の塗料の吸い込みが少なく乗りが良くなります。
また、彫った文字部分以外へのにじみが出ません。

下塗りの目止めでは木の導管に擦り込み、導管をつぶすように塗っています。

中塗り

中塗りは彫刻文字を平らにするのが目的です。

なるべく凸凹が無いよう文字を彫っているのですが、少し凸凹します。凸凹は手で触ってもわからない程度です。

下塗り後、中塗り後、ともにペーパーでやすります。

上塗り・仕上げ塗り

彫り文字上塗りは樹脂塗料を使い2回から3回で仕上げ。

まとめ

文字彫刻後、下塗り・中塗り・上塗りと工程を進めていき、木製看板ができあがります。

どの工程も一つ一つが重要な作業ですから気が抜けません。

以上が当工房の木製看板文字塗装法です。