木製看板の作り方

このページは木製看板の作り方を紹介しています。看板を木で作る大まかな流れです。参考になれば幸いです。

木製看板材料選び

木といってもいろんな種類があります。ケヤキ、ヒノキ、スギ、サクラ、クスなど。ここではケヤキ材で製作した木製看板を紹介します。

材料の寸法カットと研磨作業

木板の研磨加工

木製看板になる材料のケヤキ板を必要なサイズにカット。カンナやベルトサンダー、仕上げサンダーなどの道具で研磨します。

上のケヤキ板は製材しただけの荒材です。ノコギリ跡が残っているほど凸凹でした。まず電動カンナで粗削りし、ノコギリ跡を消し、ベルトサンダーでサンディング。番手は60~120。その後、仕上げサンダーでサンディング。番手は180番~240番を使います。

木材の保護塗装

ケヤキ板を研磨加工後、木材を保護するために木全面、6面へ塗装をしておきます。木の板内部へ浸透する水性の保護塗料を使っています。

2回以上の塗りで1回塗り終わり完全に乾燥させ320番のサンドペーパーでサンディングします。

1回目の塗料を吸い込んだ木の板表面は、少し毛羽立ちます。その毛羽立ちを軽くサンディングします。その後、2回目3回目の塗装をします。

木製看板の文字彫刻

文字彫刻

木製看板の保護塗装が終わり次の工程は文字の彫刻です。

パソコン上で作った原寸大(長さ900mm 幅220mm)の文字原稿を木の板に下描きし、文字を彫っていきます。

直接板へ下書きする方法もありますが、木の板にマスキングテープを貼る方法でやっています。昔の看板彫刻師は原稿になる和紙へ文字を描き、板の上へふのりで和紙原稿を貼り付け、文字を彫刻していました。

うちの工房ではニチバンのマスキングテープ No.222 幅50mm塗装用を使っています。メーカーさんのサイトはこちらです。剥がす時も跡が残らず安心して塗装できるマスキングテープです。マスキングを剥がした時、板と彫った文字のキワがシャープになります。昔のことばで際立つという言葉がありますが、そんな感じです。

カーボン紙をおいて原稿文字を転写して写した文字を彫刻していきます。

上の画像はカマボコ彫りで彫っています。

彫った文字を塗る

文字塗装下塗り

彫った文字を下塗り、中塗り、上塗りと進めます。

文字を塗る塗料はカシューを使っています。

下塗り

下塗りは目止めをするのが目的です。目止めがしっかりできていると、文字部分以外へのにじみがありません。下塗り剤はカシュー下地を使っています。

Youtube動画を参考にしてください。

彫刻文字をカシュー下地剤で下地付けと筆洗い

中塗り

なるべく凸凹が無いように文字を彫っているのですが、どうしても少し凸凹します。
中塗りは、彫った部分を平らにするのが目的です。カシューサフェイサー を使っています。

下塗り後、中塗り後、ともに耐水ペーパーで水砥ぎしています。水砥ぎペーパーの利点はほこりが出にくい。といったところです。

彫り文字の上塗り仕上げ塗り

文字上塗り

彫り文字の上塗りは2回から3回。カシュー黒を使っています。一回目の上塗り乾燥後に、耐水ペーパーを使い水砥ぎして二回目の上塗り。

その繰り返しで塗りが完了します。

塗り完了後マスキングを外します。板と彫った文字のキワがシャープになります。昔のことばで際立つという言葉がありますが、そんな感じです。

おおまかですが。以上が木製看板が出来上がるまでの作業工程です。