プロが教える木製看板の作り方

自分自身で木製看板を作りたいなら
続きをご覧ください。

こんにちは木彫看板歴20年の工房七瀬です。

全国の会社や寺院、大学、国の機関などへ納品しています
なので信憑性があると想います

このページでわかること。
屋外木製看板の作り方

完成までの過程をご紹介

  1. 屋外木製看板に適している木の種類
  2. 原稿作り
  3. 文字彫刻
  4. 文字塗装
  5. マスキング外し
  6. 完成

それでは最後までご覧ください。

木製看板材料選び

木製看板の材料って何を使えばいいの?って困っていませんか。

正直言ってわたしも初めの頃、何を使えばいいのか迷い困りました。

ひと言に木といってもいろんな種類がありますからね。

ベテランの大工さんに聞いたり、実際に試した結果、屋外看板に向いている木の種類はケヤキ、ヒノキ、スギ、サクラ、クスなどです

このページは、ケヤキ材を使った屋外木製看板の作り方を掲載しています

木板6面へ保護塗装

ケヤキ板を研磨加工後、木材を保護するために木板全面、6面へ木材保護塗料を塗装

保護塗装をしっかりしておくと木製看板を長持ちさせることが可能です。

↓特に木口(こぐち)は念入りに保護塗料を浸透させてください

ケヤキ板の木口

使う保護塗料は、木の板内部へ浸透する水性の保護塗料

ニスを使わず、浸透性の保護塗料を使う理由

当初はニスを使っていたこともありました。
ニス仕上げにすると、下の看板のように看板表面のニスが、
ところどころ剝がれていく可能性あり

ニスは表面をコーティングするもの。大げさに言えば、サランラップで表面を覆うというイメージかな?

ラップがしわしわになり、ところどころ剥がれていくと、きれいではないですよね。だから屋外用の木製看板には、ニスは不向き。

木の内部へ浸透する塗料は、はがれる可能性は少ない。なので浸透性の保護塗料を使う。

話を戻します。

保護塗装は、2回以上の塗装

1回塗り終わり、完全に乾燥させ320番か400番のサンドペーパーで軽くサンディング

なぜ乾燥後、サンディングするかというと、

1回目の塗料を吸い込んだ木の板表面は少し毛羽立ちます。手で触ると、塗装する前と比べ、少しザラザラしているのがわかります。

そのザラザラ、毛羽立ちを取るために、軽くサンディングをします。

その後、2回目3回目の塗装

保護塗装は、2回以上の塗装

マスキング・原稿合わせ・下書き

直接木の板へ下書きする方法もありますが当工房は、木の板にマスキングテープを貼る方法でやっています。

なぜマスキングテープを貼るかというと

文字を彫っているときの彫カスで板を傷つけたり、
文字の塗装をしているとき、塗料がこぼれ、板が汚れる可能性があります。

もし塗料がこぼれても、マスキングテープをしていると、大きなトラブルは避けれます。

だからマスキングテープを貼る方法でやっています。

余談ですが、昔の看板彫刻師は原稿になる和紙へ文字を描き、
板の上へ和紙原稿を、ふのりで貼り付け、文字を彫刻していたそうです

当工房ではニチバンのマスキングテープ を使います。

剥がす時も跡が残らず安心して塗装できるマスキングテープです。

下の動画はマスキングから下書きまでの手順

下書きに使っているボールペンは赤色です。

原稿を黒色インクでプリントアウトしているので、どこまで書いたかがわかりやすくするため
赤色のボールペンを使っています。

木製看板の文字彫刻

木製看板の作り方。次の工程は文字の彫刻です。

彫刻刀で彫る布袋彫り。
通称かまぼこ彫りという彫り方で、文字中央部分がふっくら膨らんで見えるように彫ります。

木星看板の文字彫刻

少しわかりにくい動画ですが参考にしてください。

次回動画は、もっとわかりやすくお伝えする。と思います。

彫った文字を塗る

板全体は木目がしっかり出て、文字部分は木目が見えないそのメリハリが良いと思うので、その方法でやっています。

下はメリハリがある仕上げ塗り後の画像

工房七瀬

彫った文字を下塗り、中塗り、上塗りへと進め文字塗装完了

文字を塗る塗料は自然乾燥カシュー塗料を使用

下塗り中塗り

木星看板文字下塗中塗り

文字彫刻後、直には仕上げ塗料は塗らない

下塗りは彫文字の目止めをするのが目的

目止めがしっかりできていると、彫り文字部分以外の板へのにじみがない。

下塗り剤はカシュー下地を使う

下の動画はカシュー下地剤で下地をつける手順

下地剤は一晩で乾燥する。その後中塗りへと進む

中塗り

中塗りは、彫った部分を平らにするのが目的

なるべく凸凹が無いよう文字を彫っているが、少し凸凹する。
凸凹は手で触ってもわからない程度

文字彫刻部分を平にする中塗り剤はカシューサフェイサー

下塗り後、中塗り後、ともに耐水ペーパーで水砥ぎする。
水砥ぎの利点は、ほこりが出にくい

中塗りは一晩で乾燥、乾燥後上塗りへと進む

上塗り仕上げ塗り

下動画は上塗り後耐水ペーパーにて水砥ぎの様子

彫り文字の上塗りは2回から3回で仕上げる

カシュー黒を使用、カシュー黒には艶ありと艶消しがある

艶ありと艶消しを調合し3分ツヤ、5分ツヤなど、
依頼主様の好みに合わせ調合し塗装します。

上塗りは1日乾燥。
乾燥後2回目の上塗り。

2回目の上塗りは1日乾燥。
乾燥後仕上げ塗りにて完了

1回目の上塗り乾燥後に、耐水ペーパーを使い水砥ぎし2回目の上塗り。

その繰り返しで塗りは完了

カシュー塗料以外の文字塗料は下の記事をお読みください。

マスキングを外す

木製看板文字塗装

下動画はマスキングを外す様子

塗り完了、塗料乾燥後マスキングを外す。

板と彫った文字のキワがビジっとシャープになっています。
際立つという言葉があるがそのような感じ

おおまかな説明ですが、以上が屋外木製看板が出来上がるまでの作業工程でした。

あなただけの木製看板をあなたなりに作ってください。

100%オリジナル看板を。

もしわからないことがあれば、どうぞ気軽に相談してください。
木彫看板の作り方で、わたしで分かることならなんでもお伝えします。