木製看板の作り方

木製看板の作り方

木製看板の製作に興味があるけど、何から手を付けたらいいのかわからない…

このページは木製看板を製作する流れがわかります
木製看板の作り方を動画と写真とわかりにくい説明?にて少しずつ紹介していきます

ご了承願います

「見て、技を盗め」「実際にやって技を身につける」という根っからの職人気質なので言葉、文章での説明が苦手です。

  1. 原稿作り・・イメージレイアウト・書体選び・レイアウト・原稿プリント
  2. 板選び
  3. 文字彫り
  4. 文字塗り

木製看板材料選び

長方形・正方形か自然形

寺院長方形木製看板
自然形一枚板の木製看板

あなたがイメージしている看板は長方形それとも自然形?

材料になる木

木といってもいろんな種類があります。ケヤキ、ヒノキ、スギ、サクラ、クスなど。当工房はケヤキ材ヒノキ材を主に使います。ここではケヤキ材で製作した木製看板を紹介します。

材料の寸法カットと研磨作業

木板の研磨加工

木製看板になる材料のケヤキ板を必要なサイズにカット。カンナやベルトサンダー、仕上げサンダーなどの道具で研磨します。

上のケヤキ板は製材しただけの荒材です。ノコギリ跡が残っているほど凸凹でした。まず電動カンナで粗削りし、ノコギリ跡を消し、ベルトサンダーでサンディング。番手は60~120。その後、仕上げサンダーでサンディング。番手は180番~240番を使います。

*2021年現在は木材加工はやっていません。創業60年の老舗銘木店さんより天然乾燥した板を購入その際、加工も任せています。プロの加工技術と目利きはさすがです。

木材の保護塗装

ケヤキ板を研磨加工後、木材を保護するために木全面、6面へ塗装をしておきます。保護塗装をしっかりしておけば、長持ちさせることができます。特に木口(こぐち)は念入りに。

木の板内部へ浸透する水性の保護塗料を使っています。

2回以上の塗りで1回塗り終わり完全に乾燥させ320番のサンドペーパーでサンディングします。

1回目の塗料を吸い込んだ木の板表面は、少し毛羽立ちます。その毛羽立ちを軽くサンディングします。その後、2回目3回目の塗装をします。

マスキング・原稿合わせ・下書き

直接板へ下書きする方法もありますが、木の板にマスキングテープを貼る方法でやっています。昔の看板彫刻師は原稿になる和紙へ文字を描き、板の上へふのりで和紙原稿を貼り付け、文字を彫刻していました。

うちの工房ではニチバンのマスキングテープ No.222 幅50mm塗装用を使っています。メーカーさんのサイトはこちらです。剥がす時も跡が残らず安心して塗装できるマスキングテープです。マスキングを剥がした時、板と彫った文字のキワがシャープになります。

木製看板の文字彫刻

文字彫刻

木製看板 次の工程は文字の彫刻です。

少しでも伝われば幸いです

上の画像はカマボコ彫りで彫っています。

彫った文字を塗る

文字塗装下塗り

彫った文字を下塗り、中塗り、上塗りと進めます。

文字を塗る塗料はカシューを使っています。

下塗り

下塗りは目止めをするのが目的です。目止めがしっかりできていると、文字部分以外へのにじみがありません。下塗り剤はカシュー下地を使っています。

Youtube動画を参考にしてください。

彫刻文字をカシュー下地剤で下地付けと筆洗い

中塗り

なるべく凸凹が無いように文字を彫っているのですが、どうしても少し凸凹します。
中塗りは、彫った部分を平らにするのが目的です。カシューサフェイサー を使っています。

下塗り後、中塗り後、ともに耐水ペーパーで水砥ぎしています。水砥ぎペーパーの利点はほこりが出にくい。といったところです。

彫り文字の上塗り仕上げ塗り

文字上塗り

彫り文字の上塗りは2回から3回。カシュー黒を使っています。一回目の上塗り乾燥後に、耐水ペーパーを使い水砥ぎして二回目の上塗り。

その繰り返しで塗りが完了します。

塗り完了後マスキングを外します。板と彫った文字のキワがシャープになります。昔のことばで際立つという言葉がありますが、そんな感じです。

おおまかですが。以上が木製看板が出来上がるまでの作業工程です。